正に戦国駅伝でした
今年の全日本大学駅伝ほど首位が入れ替わった大会は近年あまり無かったのではないでしょうか?
優勝した東海大学を始めとした5強(東海大学、青山学院大学、駒澤大学、東洋大学、國學院大学)の争いになると見られていましたが、各区間で様々なドラマがありました。
東海大学の層の厚さを見た
16年振りの優勝を果たした東海大学。
黄金世代と言われる、現4年生ですがその中でも四天王と言われる舘澤、關、鬼塚、阪口の4人は今回誰一人走っていません。
それでも優勝してしまうというのは驚異的な層の厚さです。
下馬評よりも強かった青山学院大学
連覇を狙った青学ですが、下馬評では5強の中でも少し苦しいと見られていました。
強かった昨年の4年生が卒業し今年はここ数年で最も力が落ちると見られていました。
しかし、7区を走った大エースの吉田圭太の力走もあり2位と意地を見せました。
出雲で失敗し、今回は当日変更でメンバーから漏れた立石尚人や力を発揮出来ていない鈴木塁人辺りが本来の力を出せば箱根駅伝は分かりません。
東京国際大学の大躍進
初出場でシード権を獲得した東京国際大学の躍進は凄まじかったです。
初出場初優勝もあるかと思わせる戦いぶりでした。
2区の伊藤選手が13人のごぼう抜きを見せ一気に上位争いに割って入りました。
8区アンカーの留学生ルカ・ムセンビも圧倒的な力を見せました。
箱根駅伝でも台風の目になる可能性があります。
2冠ならず
出雲駅伝を制した國學院大学は浦野、青木、土方の3枚看板は良い走りを見せましたが7区で少し失速してしまい土方に渡った時には3分差が付いていました。
シード権は確保しましたが5強の中では最も低い順位となってしまいました。
ゴールデンルーキー
駒澤大学のゴールデンルーキー田沢廉選手の走りも圧巻でした。
1年生ここから4年間駒澤大学は安定した成績を収めるだろうなと予想させてくれるに十分でした。
見ていて面白い大会でした。真の日本一決定戦があっても良い
かなり面白い大会でした。
やはり駅伝は何があるか分からないから面白い。
こうなってくるとサッカーの天皇杯の様な真の日本一決定戦の様なレースがあっても良いのかなと思います。
全日本大学駅伝の上位8校と実業団駅伝の上位8チーム位の合計16チーム位で真の日本一を争う大会があっても良いのかなと思います。
陸上を盛り上げるには非常に有効な手段の一つでもあると思います。

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常に陸上界の事を考え、広報部長を自認する青山学院大学の原監督辺りに是非実現に向けて動いてもらいたいなと思います。

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足元はNIKEの圧勝
今回の全日本大学駅伝も選手の足元はやはりナイキの厚底が圧倒的なシェアでした。
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ピンクの厚底シューズが席巻していましたね。
アディダスと学校が契約している青山学院大学の大エース吉田圭太選手も足元はNIKEでした。
厚底を生かすには筋力やコツが必要という話も聞きますが、やはりこれだけ支持を集めるとなるとその力は絶大なんだなと思わされます。

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マーケティングの凄さ巧みさもさすがナイキといったところですね。
最後の一冠を取るのは?
残すは来年正月の箱根駅伝のみ。
連覇を狙う東海大学は四天王の状態次第では圧勝も有り得るのでは?
今年は早くから箱根駅伝に照準を定めて準備していると言われる青山学院大学や國學院大学、駒澤大学、東洋大学ももちろん狙っていくでしょう?
箱根は全ての区間が20kmを超える特殊な駅伝。
かなりの層の厚さ、20kmをしっかりミスなく走れる選手を10人揃えないと勝てません。
初優勝校が出る可能性もあります。
令和最初の王者はどこになるのか?今から楽しみです。

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