やはり選手も反対であった東京オリンピックのマラソン・競歩の札幌移転の愚策

スポンサーリンク
スポーツ
スポンサーリンク

選手もやはり東京での開催を望んでいた

以前、私のブログでも書いた東京オリンピックのマラソンと競歩の札幌移転問題。
https://cima11blog.com/スポーツ/2019-11-02-205059/

選手も東京での開催を望んでいた様だ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191119-00000084-dal-spo

「選手は正当な理由もなく、五輪から800キロ離れた場所に移動することに怒っている。IOCの傲慢だ」

これが現実である。

IOCのバッハ会長の鶴の一声で何でも決まるのがオリンピックでは無い

バッハ会長が、「大半の選手が賛成している」と発言した事に関してカナダの50km競歩の選手で世界選手権銅メダリストのエヴァン・ダンフィー選手も自身のTwitterにこう記しておられる様です。

「これらの大半の選手はどこにいる?なぜ彼らは声を出さないのか?」

これは当初から私もブログに記載していたが、IOCが選手ファーストというのならば出場が決まっている(内定が出ている)選手に聞くべきであると。
それをせずに大半の選手が賛成しているとは傲慢もいいところである。

訳の分からない暴論を繰り返していた某評論家はどう思っているのだろう

札幌移転問題が出てきた時に朝のワイドショーなどに頻繁に登場し、訳の分からない支離滅裂な発言を繰り返し、ひたすらIOCを擁護し続けた自称・スポーツ評論家のK氏はこのオリンピアンや世界選手権メダリストの意見をどう思って聞いているのだろうか?

私の元にも選手の大半は賛成していると入ってきているなどとのたまわっていたが・・・
やはり適当な発言であったと言わざるを得ない。

オリンピアンの英国のトム・ボスワースはこうも語っている。

「彼(バッハ会長)は札幌がどこにあるか知ってるの?東京と同じぐらい暑いかもしれない」

その通りである。
札幌が必ず東京より涼しいという保証は無い。
そして、良く言われる様に札幌には東京ほど大きなビルなどの建物が無いので日陰が無い。果たしてどちらが条件的に良いかは当日になって見ないと分からない。

これが現実である。

悪しき前例になった事だけは間違いない

今回の札幌移転がオリンピックの歴史の中で最上位の悪しき前例になったというのだけは間違いない。

IOCの会長の一言でそれまで何年もかけて準備してきた開催都市や選手の努力が一瞬で水の泡になる。
どう考えても異常である。

そして、それをひたすら褒めちぎり訳の分からない理論を振りかざしIOCの肩を持ち続けた評論家が居たという事実は本当に腹立たしい記憶として残るだろう。

札幌も気の毒である

そして、何よりもいきなり指名され何の準備も無い中で開催地になった札幌が最も気の毒であると思う。

この時期には札幌には様々な年中行事がある様で、それがきちんと例年通り開催されるのかを気にされている方もいると聞く。
当然であろう。誰もがスポーツ好きで誰もがオリンピックを待ち望んでいる訳では無いのだから。

いきなり決められて開催しろ!というのも又かなりの暴挙である。
これから雪も降り、準備は来年にズレ込む事は確実である。

一体全てが完璧に決まるのはいつになるのだろうか???

忘れてはいけないのは観客

そして、何よりも既に発売されていたチケット。これが一番大きな問題といっても良い。

既に飛行機やホテルを抑えた人もいると思う。
その人達の保証の話は聞こえてこない。(チケットは払い戻すと聞いたが、そんなのは当たり前である)

飛行機やホテル代も100%IOCが負担して保証するべきである。
更には飛行機会社やホテルもキャンセルで負担を被る。それもIOCが負担するべきである。

お金が全てを解決する訳では無いが、お金も大事なものである。
全ての方が納得するのは難しいかも知れないが、IOCにはいくらお金を使っても全ての方や企業がマイナスにならない様にしてもらいたい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました