本質的な問題はそこではない
日本シリーズでSoftBankが4連勝した事でセ・リーグでDH制導入の是非が議論されている。
巨人原監督 日本S完敗でセのDH制導入を提言「使うべき。相当、差をつけられている」/野球/デイリースポーツ online https://t.co/IGunaqUqhn #DailySports
— デイリースポーツ (@Daily_Online) 2019年10月24日
日本シリーズに関して言えば、セ・リーグの本拠地ではDH制は使えない。
つまり普段は守備についていない選手が守備をするか、スタメンを外れる事になる。そういう意味ではイーブンのはず。
DH制を導入する事で投手が投げる事に専念し、良い投手が育つと言われるがそうだろうか?
少し違う気もする。
ドラフトからして違う
戦力補強の基本中の基本であるドラフト。
ここから既に違いが出ている様に思います。
「育成枠」
この育成枠の使い方です。
パ・リーグはここで一芸に秀でた選手を数多く指名する傾向があります。
特にSoftBankは今年のドラフトも育成枠で大量の選手を指名。そのほとんど全てが一芸に秀でた選手である。
そういった一芸に秀でた選手を育成枠で獲得し、しっかり鍛えて一軍の戦力にしていくのがとても上手い。
例えば周東選手や甲斐選手は育成出身である。足と肩というすぐに分かる特徴を持っている。その特徴が一軍でも高いレベルにあれば、しっかり鍛えて戦力にしてくる。
それがSoftBankの常勝を作っている様に思う。
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全て一緒では面白くない
DHを使用しているリーグと使用していないリーグという違いがあるから面白い訳で全く同じでは面白くない。
予告先発もパ・リーグが始めてセ・リーグが追随した経緯がある。
何でも真似するのではなく独自色をどんどん出していってもらいたい。そうじゃなければ面白くない。
交流戦をしっかりやるべき
交流戦の数が年々減ってきた。
ペナントへの影響云々を言う声もあるが、全く勝てないセ・リーグがパ・リーグを押し切って減らした印象があります。
昔と違い、読売戦が1試合1億円と言う時代ではない。
セ・リーグからすればドル箱の読売戦が減っては困るという考えかもしれないが、ファンからすれば読売戦よりもSoftBank戦の方が見たいという思いがある。
もう一度、交流戦を24?36試合位に戻すべきではないだろうか?
ホーム&ビジターで2試合ずつで4試合??6チームの24試合が最も最適である気がする。
それが日本シリーズにも出ている気がします。短期決戦の戦い方も熟知している。
DH制どうこうの前にそういった面をしっかり検討していってもらいたいと思います。
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